急速に増加しているトランクルームの需要は、今後も右肩上がりに伸び続けると見られています。住環境や暮らし方の変化に加え、トランクルーム自体の質が向上していることも、需要拡大に拍車をかけています。
本記事では、トランクルームの需要が拡大する理由をまとめました。また、トランクルーム経営を始める前に知っておきたい基礎知識も解説します。トランクルーム投資が気になる方、投資方法を検討している方はぜひご覧ください。
トランクルームの需要は高い?

トランクルーム(レンタル収納スペース)への投資を検討している方なら、需要について理解しておくことが必要です。トランクルームにはどの程度の需要があるのか、また、将来的にどの程度の需要が見込まれるのか見ていきましょう。
市場規模は拡大中
日本のトランクルーム市場の規模は、右肩上がりに拡大しています。ドイツの情報提供会社Statista社によれば、2019年には約338億円規模であった屋内型トランクルーム市場は、2025年には557億円に達する見込みです。屋内型よりは伸び率は緩やかであるものの、屋外型トランクルーム市場も拡大し、2025年には471億円に到達すると見込まれています。
また、トランクルームの延べ室数も年々増加しており、もはや一部の方が利用する施設ではなく、インフラの一つとして認識されつつあると言えるでしょう。今後も堅調な市場拡大が期待されています。
こうした拡大の背景には、トランクルームという選択肢が生活者に広く知られるようになったことに加え、運営事業者による出店やサービス改善が全国的に進んでいることがあります。供給と認知の両面が、市場の継続的な成長を後押ししているといえるでしょう。詳しくは以下からご覧ください。
トランクルームの市場規模は拡大中!現状と将来性を分かりやすく解説
Statista:Market size of self-storage in Japan from 2010 to 2019 with a forecast until 2025, by type
インフラの一つとして発展
近年は全国的にトランクルームの設置が進んでいます。トランクルームを利用することはすでに特別な選択肢ではなくなったとも言えるでしょう。旅行時に駅のロッカーを利用するように季節ものなどをトランクルームに預けることが周知され、インフラの一つとしての認知が広まっているとも言い換えられます。
中小企業基盤整備機構の調査では、2022年時点でトランクルームを利用している方は約3%ですが、将来「ぜひ利用したい」「どちらかというと利用したい」と考えている20代は約20%と報告されています。物を置く場所・保管する場所としての認知が高まっているだけでなく、前向きに利用を検討している方が多いことがうかがえるでしょう。
中小企業基盤整備機構(J-Net21):市場調査データ トランクルーム(2022年版)
トランクルームの需要が拡大する理由

堅調に増加しているトランクルームへの需要は、次の理由などから、今後も増加し続けると予想されています。
| トランクルームの需要が拡大する理由物価上昇と居住環境の変化ゆとりある暮らしを重視する考え方トランクルームにおける管理の質の向上荷物の預け入れやすさの向上 |
それぞれの理由について解説します。
物価上昇と居住環境の変化
物価上昇は生活に大きな影響を与えます。物価に連動して収入も増加すれば良いのですが、場合によっては支出の見直しが必要になるかもしれません。家賃や住宅ローンの支払いを抑えるためにコンパクトな住宅を選び、収納スペースを十分に確保できないケースもあるでしょう。
収納スペースが不足するときに検討したい選択肢がトランクルームです。今すぐ利用しない物をトランクルームに置くことで、限られた居住空間を無駄なく活用できます。
ゆとりのある暮らしを重視する考え方
ゆとりのある空間を実現するために、使わない物を生活スペース以外に片付けたいというニーズもあります。また、時間的なゆとりを求め、職場や学校、商業施設などから近い利便性の高い場所に暮らしたいというニーズもあります。
いずれのニーズもトランクルームで実現可能です。トランクルームに季節家電や衣類などを収納すれば、広い居住スペースを確保できるだけでなく、利便性は高いけれども広くはない住居でも暮らしやすさを維持できます。
トランクルームにおける管理の質の向上
トランクルームの管理の質は向上しています。管理の質の向上は、近年見られる屋内型トランクルームの急激な増加と無関係ではありません。屋内型は屋外型と比べるとセキュリティ対策をしやすいだけでなく、温度や湿度の管理もしやすいという特徴があります。
また、トランクルームそのものの質が向上したことを受け、利用者側の意識も変化してきました。トランクルームは不要な物を預けるだけの場所という認識から、大切な物も預けられる場所と認識されるようになってきています。
荷物の預け入れやすさの向上
トランクルームの立地も変化しています。かつては郊外型が主流でしたが、最近では住宅地や繁華街などのアクセスしやすい場所に設置される都市型トランクルームが増加してきました。24時間いつでも出し入れできるトランクルームも多く、クローゼット代わりに気軽に利用する方も増えています。
また、トランクルームに配送するサービスも普及し、郊外型・都市型問わず利用しやすい環境が整ってきています。トランクルームごとの特性に応じて使い分けるスタイルが定着してきたとも言えるでしょう。
| 屋内型トランクルーム | 屋外型トランクルーム | |
| 立地 | 住宅地、繁華街など | 郊外など |
| 構造 | ビルなどを利用した屋内型が主流 | コンテナを用いた屋外型が主流 |
| 特徴 | ビル入口とトランクルーム入口の2カ所の施錠温度や湿度を管理しやすいクローゼット感覚で利用できる | トランクルームのみに施錠車での運び込みがしやすい納屋感覚で利用できる |
| 収納物 | 衣類、寝具、家電、季節用品、書籍、スーツケースなど | バイク、タイヤ、自転車、家具、アウトドア用品、スポーツ用品など |
トランクルーム経営の基礎知識

立地や設備が充実し、益々需要が高まるトランクルーム。投資対象としても注目されるようになってきました。
トランクルーム経営に着手する前に知っておきたい事柄を紹介します。詳しくは以下の記事も参考にしてください。
トランクルーム投資とは?利益の仕組みやメリット、デメリットを解説
トランクルーム経営の始め方
経営には次の方式があります。
トランクルームの経営方式
- 自営方式
- 管理委託方式
- 一括借り上げ方式
- 営業権取得方式
運営方式によって経営の始め方や手間、初期費用などが異なります。経営を成功させるためにも、ご自身に合った運営方式を選択することが重要です。各方式の特徴を確認しておきましょう。
自営方式
自営方式とは、オーナーが設備の準備から管理までを全て担当する方式です。手間や初期費用がもっともかかる方式でもありますが、その分、利益効率は高くなる傾向にあります。ただし、立地や設備なども全てオーナーが選択する必要があるため、トランクルーム経営が初めての方にとってはハードルが高い方式と言えるでしょう。
管理委託方式
管理委託方式とは、集客や管理、トラブル対応などを必要に応じて専門業者に委託する方式です。オーナーは物件の準備さえすれば、後はほとんどノータッチで経営を維持できます。ただし、物件選びはオーナーに任せられているため、自営方式と同じくある程度の経験と選定眼が求められます。
一括借り上げ方式
オーナーの土地を専門業者に借り上げてもらい、トランクルームとして経営する方式です。手間がかからないだけでなく、一定の賃料を受け取れるため、収益は安定する点も特徴です。ただし、自営方式や管理委託方式と比べると利益効率は低くなります。
営業権取得方式
営業権取得方式とは、トランクルームの所有権ではなく営業権をオーナーが取得する方式です。手間がかからないだけでなく、固定資産税や都市計画税の負担もないため、コストがかかりにくい点が特徴です。
「富動産をスマートに」を目指すフドスマでは、トランクルーム経営についての基礎知識をまとめた資料をご提供しています。経営方式の違いや特徴への理解を深めたい方は、ぜひお問い合わせください。
トランクルーム経営の初期費用
トランクルームは経営方式によって初期費用が大きく異なります。もっとも初期費用がかかるのが土地と設備を全てオーナーが準備する自営方式と管理委託方式です。
一括借り上げ方式は設備費用は抑えられますが、土地を準備する必要があるため、利用できる土地を持っていない場合は初期費用が高くなる傾向にあります。トランクルームとして利用できる土地がない場合や初期費用を抑えたい場合は、営業権取得方式が良い選択肢となるでしょう。
トランクルーム経営の注意点
トランクルーム経営が成功するかどうかは、立地と設備、運営会社の3つに左右されます。特に注意したいのが運営会社です。管理の質や集客に大きな差が生じ、結果として利益にも多大な影響を及ぼします。
運営会社を選ぶ際には実績に注目してください。例えば、フドスマでは黒字化までの平均期間1〜1.5年、累計受託件数1,400件等、トランクルーム運営の確固とした実績があります。詳しくは無料セミナーでぜひご確認ください。
トランクルーム投資はフドスマにご相談ください

トランクルーム投資は、実績のある運営会社を見つけられるかどうかに結果が左右されます。累計1,400件以上の実績を持つフドスマに、ぜひご相談ください。
また、フドスマでは、物件選びから運営までを全てお任せいただける「まるなげ投資」をご提案しています。詳しい資料は以下からお問い合わせください。
まとめ

「すっきりとした空間で暮らしたい」「大切な物を良い状態で管理したい」などの多様なニーズの高まりから、トランクルームの需要は増加し続けています。今後もインフラの一つとして安定した需要が期待されるでしょう。
フドスマでは多様なトランクルーム投資を提案しています。具体的なご相談は税理士同席でも承っています。ぜひ以下から資料をご請求ください。

